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続 Unbreakable Enterprise Kernel

昨日に続き、もう少しUnbreakable Enterprise Kernelをテストしてみます。kernelのupdateでちょっとビックリしたのは以下の問題です。
kernel アップデート後、再起動を行うと、起動はしているようだがコンソールが表示されない(udevサービス起動で固まっている)

回避策) 
/etc/grub.confの起動オプションにnomodesetを追加する。 
kernel /vmlinuz-2.6.32-100.0.19.el5 ro root=LABEL=/ rhgb quiet nomodeset

で、昨日のSSDでのOLTPベンチマークをUnbreakable Enterprise Kernelで実行してみます。

結果は以下。

Redhat Compatible Kernel)
平均のTPMで17822、最高のTPMで20062、レスポンスタイムは12ms

Unbreakable Enterprise Kernel)
平均のTPMで20411、最高のTPMで22966、レスポンスタイムは8ms

一応、ASH Viewerの結果)


TPMはDBのリソース(AAS)が余っているので、参考程度なのですが、レスポンスタイムが12(ms) -> 8(ms)と約33.3%のパフォーマンスアップとなっています。

レスポンスタイムは(当然ですが)I/Oレイテンシーだけで決定するわけではないので、33.3%のパフォーマンスアップという結果は、Oracleが言っている75%のI/Oパフォーマンスアップという謳い文句が大きくハズレていないことを示しているようです。

* ただし、これは再検証をしっかり行ったものではありません。参考程度にしてください...

参考ついでに、HDDも同様にベンチマーク結果を示しておきます。

ベンチマーク結果)

ASH Viewerの結果)


Redhat Compatible Kernel)
平均のTPMが4692で、最高のTPMでも6696、レスポンスタイムは159

Unbreakable Enterprise Kernel)
平均のTPMが5363で、最高のTPMでも6843、レスポンスタイムは138

これは、もしかすると誤差の範囲かもしれませんが、平均TPM、レスポンスタイムで、13%~14%程度のパフォーマンスアップとなっていました。


コメント

  1. ASMを使うと「相性がよい」みたいなことはないのでしょうか?

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  2. 自分のコメントを読み返してみて誤解されそうだったので補足します:
    33.3%のパフォーマンスアップ???
    ASMにするともう少しアップするのでは?という意味で、
    「相性が良い」と書きました。

    返信削除

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